平野区の歯医者「かんばら歯科クリニック」の虫歯の原因になりやすい食べ物についてページです。

1. 歯に悪影響を及ぼす食べ物

1-1 キャラメル・キャンディー

キャラメルやキャンディーは、虫歯予防において最も避けるべき食べ物です。砂糖が豊富に含まれるだけでなく、ネバネバとした粘性が高いことから、歯面に長く残りやすい傾向があります。その結果、虫歯菌も活動も長く続くことになります。

1-2 スナックのお菓子

ポテトチップスのようなスナック菓子は、塩による味付けが施されていることが多いため、一見すると糖質とは無縁の食べ物のように思えます。けれども、スナック菓子の主成分はジャガイモやサツマイモといった糖質ですので、当然のことながら虫歯菌のエサとなります。

1-3 チョコレートのお菓子

これもまた、キャラメルやキャンディーと同じくらい虫歯予防を邪魔する食べ物といえます。砂糖が豊富に含まれ、粘性も高いです。ただ、最近では砂糖を使っていないものも販売されていますので、虫歯予防には有効です。

1-4 オレンジやレモンなどの柑橘類

健康のために、オレンジやレモンなどの柑橘類を積極的に食べている人もいらっしゃるかと思います。ビタミンCを効率的に摂取できますので、健康においては有用です。けれども、柑橘類に含まれている酸は非常に強く、虫歯菌が産生する酸と同様、歯を溶かす作用があるため要注意です。

1-5 ドライフルーツ

ドライフルーツもまた、健康志向の強い方がよく召し上がられる食べ物ですが、虫歯予防の観点からはあまり好ましくありません。栄養は豊富であるものの、フルーツは糖質そのものです。また、歯面に付着しやすい性質も要注意です。

1-6歯 を傷つけるほどの硬い食べ物

適度に硬い食べ物は、虫歯予防に有効です。よく噛むことで咀嚼筋が鍛えられ、唾液の分泌も促進されます。けれども、硬すぎる食べ物は歯を傷つけるおそれがあります。エナメル質の表面に傷ができると、虫歯が発生しやすくなるのです。顎関節に過剰な負担を与えたり、かみ合わせを狂わせたりすることもありますので要注意です。

歯に悪影響を及ぼす飲み物

2-1 スポーツドリンクやコーラなどの清涼飲料水

スポーツドリンクやジュースなどの清涼飲料水には、多量の糖分が含まれていますので、頻繁に口に含んでいると、虫歯菌の活動が活性化します。ちなみに、コーラなどの炭酸飲料は、文字通り酸性の刺激が強いですが、それはスポーツドリンクやジュースにも共通して言えることですので注意しましょう。

2-2 赤ワイン

赤ワインは、歯の着色の主な原因となる飲み物です。さらに、酸性が強い飲み物ですので、チビチビと長時間飲み続けていると、歯を溶かすおそれがあるため注意しましょう。

２-3 コーヒー・紅茶

コーヒーや紅茶も歯の着色の原因となる飲み物です。また、砂糖やミルクを入れることで、糖質も高くなりますので、虫歯予防にも悪い飲み物といえます。

3. 食べ物から虫歯を予防する方法

3-1 歯に悪い食べ物・飲み物を控える

食生活から虫歯を予防するのであれば、上述したような歯に悪い食べ物や飲み物を控えるのが一番です。いずれも摂取を控えることで、栄養バランスが大きく崩れるような食品ではありませんので、ご安心ください。

3-2 就寝前の飲食を控える

就寝中は、唾液の分泌が減少し、虫歯菌の活動が活発化します。その際、虫歯菌のエサとなる食べカスが口腔内に残存していたらアウトですので、就寝30分前には食べ物や飲み物の摂取は控えましょう。水で水分補給することは問題ありません。

３-３　それでも甘いものを食べたい人へ

甘いものは、疲れがとれたり、ストレスが解消されたりするなど、人によっては欠かせない食べ物です。そんな方には、同じ甘いものでも、代用糖を使用したお菓子を選んで食べることをお勧めします。また、しっかりと噛んで唾液の分泌を促進してくれる、ナッツやフルーツなどもお勧めといえます。

まとめ

このように、虫歯を予防する上では、食生活から見直す必要があります。どんなものが歯に悪影響を及ぼす食べ物・飲み物であるかを知ることで、虫歯予防につなげることができます。

かんばら歯科クリニック
院長　神原　佑介

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